五段階評価アンカー表 v0.2(「3とは何か・5とは何か」)
作成: 2026-06-02
更新: 2026-06-04(ぽちFB反映)
位置付け: カズキFB「3とは何か・5とは何かを作り込みたい」+曖昧点レポートA-2の解消。個人目標v2.4 D欄(等級期待行動・35%)の5段階を、職種×等級ごとに具体記述(アンカー)で定義し、評価のブレを抑える
UPDATEv0.1 → v0.2 変更点
| 項目 |
v0.1 |
v0.2 |
| レビューモデル |
3名レビュー(自己+直属+関係者1名) |
上長1人が評価記入(必要時に中島/経営会議が確認) |
| Lv5の呼称 |
神認定 |
「一つ上の等級の動き」(神認定呼称は最小限) |
| 汎用定義表 |
神認定と表記 |
呼称を整理・神認定は最小限表現に |
なぜアンカーが必要か
D欄の5段階(現等級を満たす=3、上が見える=4…)は抽象的。評価者によって「3」の重さがバラつく=清水さんの「辛すぎ甘すぎ問題」の温床。
→ 職種×等級ごとに「3とは具体的に何ができること」「5とは何ができること」を文章で固定する。上長がこのアンカーを見ながら採点する。
5段階の汎用定義(全職種共通の骨)
| Lv |
呼称 |
一言で言うと |
昇格との関係 |
| 5 |
一つ上の等級の動き |
一つ上の等級の代表タスクに手が届いている |
昇格濃厚・抜擢候補 |
| 4 |
上が見える |
上の等級の一部ができている |
次の昇格が見えた |
| 3 |
標準 ★基準 |
その等級の代表タスクを一人で回せる |
等級維持・期待通り |
| 2 |
一部未達 |
等級の一部に上長サポートが要る |
据え置き |
| 1 |
等級外 |
下の等級の動き |
要・立て直し |
アンカー作成の2大原則
- 「3」=その等級の"代表的な仕事"を一人で回せる(期待通り=標準)
- 「5」=一つ上の等級の"代表的な仕事"に手が届いている(昇格濃厚の根拠)
→ つまり ある等級の「5」と、一つ上の等級の「3」は、ほぼ同じ景色。これで等級間の連続性が担保される。
職種別アンカー表(サンプル4セル)
下記は代表セルのサンプル。全セル(6職種×9等級×トラック)は同型で各リーダーが埋める(テスト評価7-8月)。
① デジタルマーケター / Worker / B級
| Lv |
アンカー記述(メディア/広告運用) |
| 5 一つ上の動き |
Bランク案件を完全自走しながら、Aランク案件の一部を単独で回し始めている。後輩2名を育成。AIで運用フレームを作りチームに展開 → A級が見えている |
| 4 |
Bランク案件を完全自走+後輩に教える+AIワークフローをチーム標準化+社外発信 |
| 3 ★標準 |
Bランク案件をヒアリングから運用まで一人で回せる。ペイドもオウンドも大体できる。CR改善提案できる。日常業務でAIを使い、社内にナレッジ発信(当たり前) |
| 2 |
Bランク案件は回せるが、ヒアリング/設計は上長同席が必要。AI活用は限定的 |
| 1 |
Cランク案件中心で、Bランクはまだ一人で回せない |
② デジタルマーケター / Worker / A級
| Lv |
アンカー記述 |
| 5 一つ上の動き |
Aランク案件(ドコモ/東京ガス級)を単独で複数回せる。業界で名が知られ始める。AIで自職種を再定義しチーム成果をジャンプ → S級が見えている |
| 4 |
Aランク案件を単独で回し、A+の片鱗(何かに突出)。チームのAI活用を標準化 |
| 3 ★標準 |
大体の案件をいける・全般の育成までできる。案件にAIを組み込み生産性を上げる。ナショクラ・大型コンペを担える |
| 2 |
Aランク案件は回せるが、難所は上長/SVのサポートが要る |
| 1 |
Bランク案件中心で、Aランクはまだ |
③ ブランドクリエイター / Worker / B+級
| Lv |
アンカー記述(コンセプト/クリエイティブ) |
| 5 一つ上の動き |
コンセプトからビジュアルまで一人で完結し、A級の大型ブランド案件をリードし始める。AI×クリエイティブの手法をチームに展開 → A級が見えている |
| 4 |
B+案件を完全自走+AD単独経験+後輩との共作をリード |
| 3 ★標準 |
コンセプト設計とビジュアル制作を一人で回せる。ヒアリングから提案まで主導。AIで発散・リサーチ・初稿生成を業務に組込み |
| 2 |
制作はできるが、コンセプト設計やAD判断は上長同席が必要 |
| 1 |
指示ベースの制作中心で、提案・設計はまだ |
④ エンジニア / Worker / A級
| Lv |
アンカー記述(開発) |
| 5 一つ上の動き |
自社プロダクトの技術判断を主導し、AI開発フローを全エンジニアに展開して開発リードタイムを短縮 → S級(技術リード)が見えている |
| 4 |
主要機能を単独設計・実装+PRレビューの主軸+後輩メンタリング。AI活用を社内発信 |
| 3 ★標準 |
API設計〜実装〜テストを一人で完結できる。コードレビューで的確に指摘。AIをコード生成・レビュー補助に日常活用 |
| 2 |
実装はできるが、設計判断(インフラ/セキュリティ)は相談が必要 |
| 1 |
既存コードの改修中心で、新規設計はまだ |
AI活用のアンカー(全職種共通の観点・v2.3段階と接続)
D欄のAI活用部分は、職種を問わず以下で揃える:
| Lv |
AI活用のアンカー |
| 5 |
AIで自職種を再定義し、事業/組織にインパクト(運用フレーム全社展開・工数半減・新規領域立上げ) |
| 4 |
チームにAIワークフローを標準化+社外発信 |
| 3 ★標準 |
自職種の主要タスクでAIを業務フローに組込み+社内ナレッジ発信(当たり前ライン) |
| 2 |
日常業務でAIを使う(調査・要約・下書き) |
| 1 |
AIツールに触り始めている |
→ v2.3「S/特級=事業インパクト・B=発信標準化」と一致。
組織貢献(E欄)の5段階アンカー(参考)
| Lv |
アンカー |
| 5 |
全社レイヤーで継続貢献(カルチャー・育成・採用を牽引) |
| 4 |
3カテゴリ以上で主催/リード |
| 3 ★標準 |
2カテゴリで具体タスクを数値達成(うち1つは他者を巻き込む) |
| 2 |
1カテゴリのみ・受け身 |
| 1 |
組織貢献の宣言・実行がほぼない |
運用(テスト評価で埋める)
7月 各ユニットリーダーが自職種の全等級アンカーを埋める(このサンプルを型に)
↓
7-8月 試行評価で「このアンカーで3/5が判定できるか」を検証
↓
8月 評価者間で「3の重さ」がズレていないかキャリブレーション
↓
9月 アンカー表 v1.0確定 → 10月運用で判定基準に
評価フローでの使い方(新レビューモデル)
- 本人が自己記入: 自分の動きをアンカー記述と照合してD欄に数値を入れ、根拠コメントを記載
- 上長1人が評価記入: アンカーの記述と本人の実績を照合し、数値を決定。「Bランク案件を一人で回せている?→ Yes なら3、Aランクに手が出ている→ 5」と記述ベースで判定
- 必要時に中島(組織開発)が確認: 上長の評価に違和感がある場合、または経営会議でのすり合わせが必要な場合のみ追加確認。主観の言い合いを防ぐためにアンカーの行を指して議論
注: v0.1まで記載の「3名レビュー(自己+直属+関係者1名)」は廃止。新モデルは上記の通り「本人→上長1人」が基本形。
連携|他ドキュメント
| ドキュメント |
連携 |
| 個人目標フォーマット v2.4 D欄 |
このアンカーが5段階判定の基準 |
| 等級制度 v2.3 |
等級期待行動・AI-native段階と一致 |
| 曖昧点レポート A-2 |
本表がA-2の解消 |
| スキルマップ v0.2 |
スキルLv(技の習熟)とは別物(こちらは等級期待行動の到達度) |
| カズキさん壁打ちメモ |
「3とは5とは作り込みたい」の出典 |
| 公式MVV SSoT |
賢くて・面白くて・優しい組織の体現がLv5の期待行動に反映される |