Organizational Development
Einja|等級制度

等級制度v2.1

v2.0に対し、スペシャリスト評価を解決する2つの変更を適用。「ミッションの定義」を明文化し、「Workerトラックの天井」を特級まで引き上げた。評価のベースはミッション × グレード
9段階
等級
ビギナー → 特級
3トラック
全部 特級まで到達可
Worker/Director/PM
規模×難度
ミッションの定義
×インパクト×不確実性
6+SDS
職種
マーケ系4・開発系2

v2.0 → v2.1 の変更点(2つ)

ミッションの定義を明文化 ミッションの大きさ = 規模 × 難易度 × インパクト × 不確実性(マネジメント範囲では測らない) → 一人で特大案件を回しきるスペシャリストも「大ミッション」として評価できる
Workerトラックの天井を引き上げ Worker(スペシャリスト/ICトラック)も特級まで到達可能に(v2.0ではマーケWorkerはA+どまり) → マネージャーにならなくても、PMと対等の高さまで行ける

なぜこの2変更が必要か|スペシャリスト問題

多くの組織でスペシャリスト評価が詰むのは、「ミッションの大きさ」を「マネジメント範囲」と混同するから。その定義だと、深く・単独で動くスペシャリストは永遠に「大きいミッション」を持てず、低グレードで頭打ちになる。

v2.1では 「ミッション=仕事の大きさ」 と定義し直し、Workerトラックの天井を上げることで、スペシャリストをミッショングレードで正当に評価できるようにした。

1. 等級スケール|9段階

ビギナー
C
C+
B
B+
A
A+
S
特級

2. ミッションの定義v2.1新規

ミッションの大きさ = 規模 × 難易度 × インパクト × 不確実性≠ チーム人数・予算管理額・マネジメント範囲

大ミッションには2タイプある

深さ型

担うのは → スペシャリスト

一人で特大・激ムズの案件を回しきる。例:ドコモの年間運用(億規模・激ムズ)を単独で設計〜実行

範囲型

担うのは → マネージャー

チームを率いて複数案件・大規模を統括。例:5人チームで中規模案件を3本回す

どちらも「大ミッション」。種類が違うだけで、優劣はない。

ランク案件(ミッションの大きさの目安)

案件ランク規模・難易度
A大規模・複雑・高単価ドコモ / 東京ガス / JT / 大型コンペ
B中規模・標準的molten / GO / るるぶ / Mindset
C小規模・シンプルカルナカララ / 文脈不動産

3. トラック|Worker / Director / PMv2.1更新

3トラックは、すべて特級まで到達できる

Worker
特級まで
Director
特級まで
PM
特級まで
ビギナーCBAS特級

Worker

スペシャリスト / ICトラック

個人として手を動かし、深さで価値を出し続ける。特級=一人で特大ミッションを回しきる職人の頂点。

Director

チームリードトラック

チームを率いて納品しきる(範囲で価値)。特級=複数チームで特大案件を統括。

PM

事業トラック

案件を生み出し事業として回す(事業で価値)。特級=事業戦略レベルの実績・影響力。

マネージャー(Director/PM)にならなくても、Workerのまま給与・グレードはPMと対等の高さまで行ける。これがスペシャリストを正当に評価する仕組み。

4. 職種|6職種 + SDS

系統職種
マーケ系デジタルマーケター / ブランドクリエイター / SNSマーケター / 動画クリエイター
開発系エンジニア / PdM
スクールSDSコーチ(別マトリクス)

マトリクスの型は共通、中身(JD・案件例・給与)は職種ごと。

5. マトリクス実例|デジタルマーケター Workerv2.1で特級まで拡張

等級要件(メディア/広告運用)案件例年収(叩き台)
特級専門領域で圧倒的な実績・影響力。一人で業界トップレベルの成果1100万〜
SAランク案件を単独で複数回せる。業界で名が知られる専門家ドコモ/東京ガス/JT900万〜
A+何かに秀でているナショクラ・大型コンペ720万〜
A大体の案件いける・全般育成までナショクラ・大型コンペ600万
B+ペイドもオウンドも両方いけるmolten/GO/るるぶ/Mindset480万
Bヒアリングから入れる・大体運用・CR改善提案molten/GO/るるぶ/Mindset/ReINN360万
C+Cランク以上で2媒体配信・運用改善提案カルナカララ/文脈不動産300万
CCランク以上で1媒体配信〜レポートカルナカララ/文脈不動産276万
ビギナーはじめまして240万

ピンク行=v2.1で新設したS・特級(深さ型スペシャリストの到達点)。

6. 評価4軸(v1.0/v2.0から継承・変更なし)

比重内容
① ミッション達成度40%FY個人目標(ミッション×グレード)の達成
② 等級期待行動35%職種×トラック×等級マトリクスのセル到達度
③ 組織貢献15%後輩育成・採用関与・社内発信
④ 発明実績10%属人化しない仕組み(加点)
評価のベース=ミッション(大きさ)× グレード(高さ)。4軸はそれを採点する内訳ルブリック。v2.1の2変更は採点の枠組み(4軸)には触らない。

7. 給与レンジv2.1でWorker特級まで

等級デジタルマーケ Workerエンジニア Worker
特級1100万〜1400万〜
S900万〜1200
A+720〜1000
A600900
B+480800
B360700
C+300600
C276525
ビギナー240450

単位:万円/年。Worker(IC)トラックも特級まで延長。最終確定はぽち主担当

8. スキルマップの位置づけv2.1で明文化

評価はミッション×グレードで行う。スキルマップは「別建ての参考資料」。

スキルマップ(職能カルテ)4軸評価
性質ストック(いま何ができるか)フロー(この半期どう動いたか)
用途1on1・育成・次のミッションのアサイン賞与・昇格の採点
更新常時半期ごと
スキルマップ(例:広告担当→企画A/ワイヤーB/デザインC/運用A+)は評価には直接使わない。「この人は運用が凸・企画が凹」を見える化し、次にどのミッションを振るか・何を育てるかの参考にする。

ぽち相談ポイント

v2.1の2変更について
  1. ミッション=「仕事の大きさ(規模×難易度×インパクト×不確実性)」の定義でOK?
  2. Workerトラックを特級まで延長(マーケにもWorker特級)でOK?
  3. Worker特級の年収(マーケ1100万〜・エンジニア1400万〜)の水準感は?
構造の確定(v2.0から継続)
  1. 等級9段階・3トラック・6職種+SDSでOK?
  2. 評価4軸(40/35/15/10)は維持でOK?
  3. スキルマップを「評価には使わない参考資料」とする位置づけでOK?
運用
  1. 既存メンバーの再マッピング(旧整理の該当者起点)
  2. 各職種シートでWorkerトラックの天井を揃えるか(職種で差をつけるか)