EINJA / 組織開発 / 2026-10-09

期初イベント + プロレポ 設計ボード v0.2

今期のプロレポは、ユニット別ではなく「会社全体で1本」。当日は目標を作る場ではなく、会社の目標とワードを落とし込み、ひとりずつが「今年どう動くか」を宣言する場にします。言葉そのものは 8/15 に決まります。

v0.2 — 全社1本/ワークショップなし 言葉は8/15に決まる 当日=宣言と撮影 グッズはステッカーのみ
00 — CONCLUSION

この1枚の結論

v0.1から方針が3つ変わりました。ここだけ読めば全体が分かります。

変更 ①
プロレポは
ユニット別をやめて
会社全体で1本
今期は会社の事業目標とコピーを先に決めて、それを全社に落とす形にします。だから当日にユニットごとの目標を作るワークはやりません
成果物は「会社の目標とワード」+「一人ひとりの宣言」が並ぶ1枚になります。
変更 ②
言葉は
8/15に決まる
当日は落とし込む日。
8/15に代表と、事業目標とそれを表すコピーを作ります。ここがこのイベントの本体で、10/9はそれを全員に渡して、受け取ったことを一人ずつ宣言してもらう日
逆に言うと8/15が動くと10/9の中身が丸ごと空になります
変更 ③
後半のワークは削除。
代わりに宣言の撮影
90分のユニットワークをなくしたので、全体が1時間半短くなりました。空いた時間で、ひとりずつ「今年どう動くか」を写真・動画で宣言してもらう
これがそのままプロレポの中身になり、採用にも転用できます
📌 いま置かれている状況

プロレポ関連は10月まで日付入りでタスクが引かれています(設計FIX → 資料作成 → 10/9 撮影会=全社イベント → すり合わせ → 10/30 完成&全社展開)。ただし全部が担当者未設定。つまり段取りはもう引かれていて、決める人がいなかった状態でした。
そして10/9は「目標を作る日」であると同時に「メンバーの顔を撮る日」として構想されています。この2つが同日にあるので、成果物は自然に「写真つきで、会社の目標と一人ひとりの宣言が並ぶ1枚」になります。

⚠️ 全社1本にしたことで、宙に浮くタスクが2つあります
既存タスク今期どうするか
9/18 ユニットすり合わせ資料 作成完了中身を差し替える。ユニット目標の資料ではなく、「当日の進行」+「宣言の書き方フォーマット」を配るタスクにする
10/16 ユニットすり合わせ完了今期は不要。ユニット別のプロレポを作らないため。クローズするか、来期に送る

放置するとタスクだけが残って「やってない」ように見えます。8/7の設計FIXのタイミングで、この2つの扱いを一緒に決めてしまうのが安全です。

00.5 — DATE / 最優先

先に「やる日」を決める

中身より先に日です。10月の金曜の夜は、9月に入る前に埋まります。そして日が決まらないと、会場も撮影も、何ひとつ動かせません。

📅 2026年10月(10/12・月=スポーツの日)
日 月 火 水 木 金 土
             1  2  3
 4  5  6  7  8  9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

※ 10/9(金)は3連休(10/10土・11日・12月祝)の前日にあたります。

候補日の比較

候補制作までの余白評価
10/2(金)
期初直後
4週間✕ 準備が間に合わない。8/15で言葉が決まっても、9月中に全社への落とし込みの準備が要る。熱量は最高だが中身が薄くなる。
10/9(金)
既定
3週間◎ 本命。①後続(10/30 完成)がこの日基準で引かれている ②金曜=交流会向き ③10/30の完成から逆算すると、撮影→セレクト→レタッチ→レイアウト→入稿→印刷に3週間は要る。それが確保できる最後の金曜
△3連休の前日=旅行や帰省の予定が入りやすい(下記の対処)。
10/16(金)2週間△ 対抗。3連休明けで落ち着いている。制作2週間はやれなくはないが余裕がない
10/23(金)1週間。10/30完成に間に合わない(印刷の入稿だけで3〜5営業日)。
✅ 結論=10/9(金)で仮押さえする。今週中に。

決め手は「10/30完成から逆算した3週間」です。写真は撮ってすぐ形になりません(セレクト→レタッチ→レイアウト→本人確認→入稿→印刷)。
そして仮押さえは可逆です。決裁を待たずに、先にカレンダーをブロックしてください。中身は後から詰められますが、みんなの予定は後から空きません。

🌇 10/9(金)の東京の日の入りは 17:14(国立天文台)

これが集合写真の時間を決めます。屋外や自然光で撮るなら、遅くとも16:30には撮り終えている必要があります。
15:00開始(案A)なら明るいうちに集合写真が撮れます。17:00開始(案B)なら撮影はすべて室内・照明前提になります。撮影担当と、どちらで撮るかを先に握ってください。

⚠️ 3連休前日リスクへの対処(3つ)
  1. 後半(交流会)は任意参加と最初から明示する。参加必須は前半だけにしておけば、旅行に出る人が気まずくならない。
  2. 必須パートを17:40で終える(案Aはその設計)。主要コンテンツが全部前半に入っているので、後半が薄くなっても本体は成立する。
  3. 8月中に告知して予定を先取りする。「10/9の午後は空けておいてください」を先に言った方が勝ちです。

逆にメリットもあります:翌日が休みなので、交流会を時間を気にせずやれます。

今週やること=これだけ

全員のカレンダーに「10/9(金)15:00-20:00 期初イベント(仮)」をブロック(内容未定でよい)
会場に10/9で空きを確認(飲食可否・撮影に使える壁・電源・搬入)
代表に、日と「半日止める」ことだけ先に通す(下の文面)

10月の期初イベント、10/9(金)で押さえたいです。理由は、10/30のプロレポ完成から逆算すると、撮影して形にするのに3週間かかるので、10/9が最後の金曜だからです。

当日は15時から夜までを想定しています(=半日、稼働を止めます)。前半は社内だけで振り返り・今期の方針とワードの共有、後半は交流会で、近い取引先さんを呼ぶなら後半からの合流にします。

中身は8/15に詰めるので、日だけ先に確定させてカレンダーを押さえておきたいです。10/9でいけますか?

※ 「決めてください」ではなく「押さえます、いけますか」の形にしてあります。日程は否定されなければ進むので、この方が速い。

01 — WHY

やりたいこと・インパクト・効果

目的に順位をつけておかないと、当日の細かい判断が全部ブレます(「取引先を呼ぶか」「撮影に何分使うか」は、目的の順位が決まれば自動で決まる)。

目的の優先順位(この順で固定する)

順位目的なぜこの順位か
1社内エンゲージメント
=個を衆にする儀式
大目的として確認済み。「集まること自体に意味がある/アウトプットを目的にしない」という経営の合意が一貫している。
2会社の目標を、全員が自分の言葉に翻訳する今期の変更点はここ。会社が決めた目標とワードを配って終わりにせず、一人ずつ「じゃあ自分はこう動く」を口に出してもらう。宣言が成果物になるので、聞くだけの日にならない。
3採用・営業への転用写真・宣言・当日の空気は年1のコンテンツ資産。ただし3番目に置く。ここを1番にすると社内向けの本音が消えて、広報ビデオみたいな日になる。

効果(何が変わるか)

🎯 ついでに閉じられる宿題=「エンゲージメント定量指標の定義」(超過中のタスク)

この日をゼロ地点にすれば、超過している定量化タスクがそのまま閉じます。当日アンケート3問(30秒)を作り、3ヶ月後に一字一句同じ文言で再測するだけ。

  1. 今期の会社の目標を、いま一言で言えますか(はい/なんとなく/いいえ)
  2. 今期のテーマ(ワード)を覚えていますか(自由記入1行)
  3. 今日、普段話さない人と1人以上話しましたか(はい/いいえ)

eNPSは初回は取らないことを推奨。比較対象のない1点だけの数字は解釈できず、「低かった」の解釈だけが独り歩きします。同じ3問を毎回取る方が効きます。もう1本足すなら社内チャットでのワードの出現数/スタンプ数(自動で数えられる)。

02 — WORDS

言葉の設計 ─ テーマとバリューは、別物として分ける

ここが今回いちばん大事で、いちばん事故りやすいところです。

🚫 混ぜてはいけない2つ
今期のテーマ/コピーバリュー(合言葉)
寿命1年で捨てる変えない
誰の言葉会社の号令(事業目標とセット)全員の共通言語
他社例「今年は◯◯の年」(毎年変わる)メルカリ Go Bold(変わらない)
決め方8/15に代表と作るすでに在る(作らない)
当日の扱い(c) 今期の事業目標とワードの提示(d) 合言葉の共有

毎年バリューが変わると、共通言語にはなりません。逆にテーマを固定すると号令が効かなくなる。この2つを分けるだけで設計の半分が終わります。

バリュー:新しく作る必要がない(もう在る)

中身状態
1層・公式MISSION「日本からグローバルイノベーションを起こす」/VISION「つまらない・めんどくさい・ださいモノをこの世からなくす」/TOP MESSAGE「賢くて、面白くて、優しい組織公式サイトに掲載=議論の対象外
2層・3語の定義賢い=知っていることではなく、すぐ試して学び直せること/面白い=ださい・めんどくさい・つまらないを、許さない/優しい=仲間の次の一歩を、助ける + 各DO3・DON'T3採用カルチャーデック§03で公開済み=完成品
3層・行動の土台いいんじゃマインド8軸評価(昇格ゲート)に接続する設計あり
足りないもの口に出せる短さ、だけ。
💡 なぜ「短さ」なのか=GO BOLD が機能している理由

Go Bold が社内で飛び交うのは、意味が深いからではなく短い動詞だからです。会議で「それGo Boldじゃなくない?」と言える。
いま手元にある「知っていることではなく、すぐ試して学び直せること」は、正しいけれど会議で口に出せない。飛び交う言葉には2〜7文字の動詞が要ります。

🔍 他社で裏を取ったこと(一次情報)
  • メルカリの3バリューは、創業1年目に策定して以来 変わっていない(Go Bold/All for One/Be a Pro)。=バリューは"変えない"のが正しいという裏付け。
  • SmartHRは 2024年7月に、バリューを7個から3個へ減らした=増やすのではなく減らす方向が現在の潮流。しかも「新しいバリューは同年下半期から人事評価へ反映される予定」と公表=評価に接続して初めて生きる、も裏が取れている。
  • ヌーラボの3項目の1つは「TRY FIRST」いいんじゃの「まず触る」とほぼ同じ思想が、短い動詞で運用されている実例。
  • ⚠️ サイバーエージェントの「才能開花」は公式のバリュー名ではありません(メディア側の呼称)。資料に"CAのバリュー=才能開花"と書かないこと。
🔴 実測して分かった、いちばん大事なこと

社内ドキュメントと議事録を機械カウントしました。「まず触る」は社内ドキュメントに67回書かれているのに、議事録・1on1・チャットの記録では1回も出てきません

つまりこれは「私たちが資料に書いた言葉」であって、「社内で実際に使われている言葉」ではないということです。同じことが「次に渡す」「マジレス」「大きく張る」にも言えます。

逆に、経営が会議で実際に口にしているのは「ださい」「置いてきぼり」「温度差」「尖らせる」——この4つだけが、書かれた量と喋られた量の両方を持っています。合言葉を選ぶなら、まずこの4つが軸です。

候補158本のロングリストは別紙(合言葉ロングリスト)にまとめてあります。採用するのは「既存文言の切り出し」か「その変形」だけ——新語を採ると「新しいバリューを立てない」という決定に触れます。

03 — AUG 15

8/15にやること ─ ここがイベントの本体です

10/9は「配る日」で、作る日は8/15。ここで出た言葉が、当日のスライドにも、ステッカーにも、ポスターにも、全員の宣言にも乗ります。

✅ 8/15のゴールは2つだけ
  1. 今期の事業目標(数字は代表が詰める)
  2. それを表すコピー=今期のワード(=全社に配る号令)

ここが決まれば、残りは全部こちらで作れます。逆にこれが決まらないと9月以降が全部止まります

コピーの作り方 ─ 作らない。出てきた動詞を拾う

✕ 一番ダメなパターン

きれいなコピーを先に用意して「これでどうですか」と見せる。普段使わない言葉になり、3ヶ月で誰も言わなくなります。浸透する社内スローガンは例外なく経営が実際に言った言葉です。

○ やること=「テーマ何にします?」と聞かない

聞くのは、この3つだけ。答えの中に出てきた動詞をそのまま書き留める。コピーはその中から選ぶ(作らない)。

来期、いちばん大きく張るのはどこですか
=何に賭けるか。事業でも、人でも、プロダクトでもいい。
来期、やめることは何ですか
この問いが一番テーマを尖らせます。捨てるものが言えないテーマは必ず総花化する。「全部やる」はテーマではない。
1年後の期末、何が起きていたら「勝った」と言えますか
=ゴールの絵。ここで出た情景描写がそのままコピーの素材になる。
🎙 8/15の当日にやると効くこと
  1. 録音する。3問の答えだけでなく、その前後の雑談まで。コピーの原石は雑談に落ちています
  2. 会話の中で出た動詞をそのまま書き留める(きれいに直さない。荒い言葉の方が刺さる)
  3. そのあとで合言葉のロングリストを出して「近いのはどれですか」と当てる
  4. ②のメモと③で選ばれた語が重なったところが答え。重ならなければ②のメモを採用する(実際に使った言葉が常に勝ち)

録音を全文文字起こしして、動詞の出現回数を機械的に数えるところまでやると、精度が上がります(この集計は機械でできます)。「良さそうな言葉を考える」のではなく「実際に何回言ったかを数える」——これが、社内で本当に使われる言葉を作る唯一の方法です。

8/15で一緒に決めておきたいこと(あと5つ)

#決めること推奨案
1代表パートの中身と長さ30分・スライドなし・原稿なし(作り込むほど熱量が下がる)。構成は3つ=①去年いちばん悔しかったこと ②だから今期こうする ③みんなに何を期待するか
2宣言の問いの立て方後述(§06)。「今年どう動くか」を、会社のテーマと接続する形にする
3アウトプットの形会社の目標+ワード+全員の宣言が並ぶ1枚(大判)冊子/両方
4取引先を呼ぶか呼ぶなら後半のみ・何社まで・誰が声をかけるか9月中に招待しないと予定が埋まる
5予算の上限枠が決まればケータリングもステッカーも即決できる(§07は約16〜23万円)
🗣 8/15の入り方
今日決めたいのは2つだけです。今期の事業目標と、それを一言で表すワード。

ワードについては、僕から案を出すと僕の言葉になっちゃうので、先に3つだけ質問させてください。そこで出てきた言葉から選びます。
04 — LEADERS

ユニットリーダーの役割 ─ 集める会議は0回でいい

当日のワークをなくしたことで、リーダーに頼むことがかなり軽くなりました。

お願いするのは、この2つだけ

いつお願いすること重さ
9月中振り返り資料 3枚(①売上 ②営業利益 ③事業トピック)過去に使った依頼文のテンプレがそのまま使える。書き換えて投げるだけ=実質5分
当日5分の発表(上の3枚)軽い
✅ 集めて決める会議は要りません

今期は会社の目標とワードを先に決めて全社に落とす形なので、リーダーを集めて目標をすり合わせる必要がありません。
もし意見を吸うならチャットで1問だけ非同期(「今期、あなたのユニットがいちばん大きく張るのはどこ? 1行で」)。会議より本音が出ます(口より書く方が言いやすい)。所要3分。

ただし、当日の主役はメンバーです

リーダーの発表は前半の30分だけにして、それ以降はメンバーの宣言に時間を使ってください
既知の最大課題は「発言者が経営層に偏り、ワーカー層が置き去りになる」こと。全員が1回ずつ宣言する形式は、この課題への直接の手当てになります——リーダーの発表を増やすと、その効果を自分で消してしまいます。

05 — TIMETABLE

当日の運び(10/9 金)

前提=実質参加25名前後/ユニットワーク90分は削除済み(v0.1比で1時間半短くなりました)。

⚖️ 分岐=明るいうちに撮るか、全部室内で撮るか

10/9の日の入りは17:14(国立天文台)。ここが唯一の判断材料です。

  • 案A(推奨)15:00-20:0016:05の休憩で、明るいうちに集合写真が撮れる。稼働は半日止める。
  • 案B 17:00-21:00 — 稼働を止めない。撮影はすべて室内・照明前提になる(撮影担当が室内で撮る前提なら成立します)。

ワークがなくなったので案Bでも全部入ります「屋外・自然光の集合写真が欲しいかどうか」だけで決めてください。

案A タイムテーブル(15:00-20:00)

時刻内容設計意図
15:00受付/ステッカー配布/宣言カード記入撮影同意の一括取得事務局受付で宣言カードを書いてもらう(後述§06)。早く来た人から個人撮影を始める。同意は後から個別に追うと必ず漏れる。
15:30開会(5分)代表「今日は何の日か」だけ。
15:35(a) 昨年までの振り返りと実績(30分)ユニットリーダー×5各5分・スライドは①売上 ②営業利益 ③事業トピックの3枚固定
16:05休憩+★全体集合写真(20分)撮影担当日の入り17:14の1時間前=屋外もいける最後のタイミング。ステッカーは配布済み。
16:25(b) 代表パート(30分)代表スライドなし・原稿なし。①悔しかったこと ②だから今期こうする ③何を期待するか。この30分がイベントの背骨
16:55(c) 今期の事業目標とワードの提示(20分)代表8/15の成果物がここに出ます。数字だけでなく「なぜこの言葉にしたか」まで話すと、言葉が生き残る。
17:15(d) 合言葉の共有(15分)事務局公式3語+合言葉。配って終わりにしない=「自分がいま一番できていない語」に手を挙げてもらう(=自分ごと化の最小装置)。
17:30新制度+採用チーム始動の告知(10分)事務局/担当「10月から等級・昇給が動く」事実の告知だけ制度の中身の説明はしない(§08-⑤)。あわせてSmartDash黒字化に向けた採用チームの始動を宣言。
17:40転換・会場セット必須パートはここで終了。以降は任意参加と最初から伝えておく。
18:00交流会(〜20:00)+取引先合流全員乾杯前に各リーダー30秒の意気込み(合計2〜3分)。★裏で個人の宣言撮影を回し続ける
19:45締め(5分)代表
💬 各事業部の「意気込み発表」を入れるなら

(a)の振り返りと同じ枠に入れないでください(過去と未来が混ざって、どちらも印象に残らない)。交流会の乾杯前に各リーダー30秒が、場が温まっていて一番盛り上がる位置です。合計2〜3分で終わる短さにするのがコツ——長い意気込みは誰も覚えていません。

06 — DECLARE & SHOOT

宣言と撮影 ─ ここが今回の成果物の本体です

ワークをやめた分、「一人ひとりが今年どう動くかを宣言し、それを撮る」が当日のいちばん重い仕事になりました。

🔴 いちばん大事な設計=問いの立て方

「今年どう動きますか?」とだけ聞くと、全員が「頑張ります」になります。これは例外なくそうなります。
防ぐ方法は2つだけ——①会社のテーマと接続させる ②事前に考えてくる時間をつくる

宣言カード(A4ヨコ・太マーカー・書くのは1行だけ)
(今期のワード)」のために、
私は今年 ________ します。
+ 小さく:名前/ユニット

この形にしておくと、1枚に並べたときに筋が通ります。「今年、私は◯◯します」だけだと、25枚並べてもただの寄せ集めになる。頭に会社のワードが入っているだけで、全員の宣言が1つの目標にぶら下がって見えます——これが「会社全体で1本のプロレポ」の形です。

いつ書いてもらうか

タイミングやること効果
9月末(事前告知)「当日、今期の宣言を一言書いてもらいます」と予告だけするこれがないと当日全員が「頑張ります」になります。考える時間を渡すだけで質が変わる
15:00 受付カードを渡してその場で記入(3分書いた直後に撮れる。後回しにすると絶対に集まらない
交流会中まだの人・撮り直したい人を拾う取りこぼしゼロにする最後の網

撮り方 ─ 2案あります(撮影担当と相談)

中身向き・不向き
案① 宣言カードを掲げて撮るカードを持った状態で1カットプロレポ・社内掲示に強い(何を宣言したかが一目で分かる)
△ 採用デックや名刺には使いにくい
案② 宣材写真だけをしっかり撮る背景統一・無地で1カット採用・名刺・社内報・登壇プロフィールに全部使い回せる
△ 宣言の内容が写真から分からない
推奨=両方撮る同じ立ち位置・同じ照明のまま2カット撮るだけ追加コストがほぼゼロで、用途が2倍になる。宣材=採用に、カード=プロレポに使い分けられる
🎥 動画を撮るなら、先に「どう使うか」を決めてください

動画は撮るのは簡単で、編集で必ず詰まります。25人×30秒=素材は12分でも、つなぐ・テロップを入れる・音を整えるで数時間かかります。
やるなら「全員30秒 × つないで1本」に割り切るのが安全です。個別に配ったり、凝った編集をしようとすると10/30に間に合いません。使い道が決まっていないなら、動画は撮らずに写真だけにするのも正しい判断です。

📷 撮影担当に渡すときの申し送り(5点)
  • 個人カットは背景を1面に固定する — 25枚並べたときに、背景がバラバラだと一気に素人っぽくなります。これが唯一かつ最大のコツです
  • 拘束は4〜5時間で見てもらう — 集合+個人25人+スナップ。1人2分でも個人カットだけで50分かかります
  • 撮影の順番はこちらでリスト化して渡す — 当日その場で声をかけると必ず何人か撮り漏らします。紙のチェックリストで潰す
  • 集合写真は三脚+同構図で10枚以上 — 25人が全員目を開けている1枚は、想像よりずっと出ません
  • 屋外で撮るなら16:30まで — 日の入りが17:14なので、それ以降は照明が要ります

グッズ=ステッカーのみ

ステッカー1種類に絞ります。Tシャツ・パーカー等は今回やりません。

  • 刷る言葉=今期のワード(8/15の成果物)。ロゴだけだと"記念品"で終わり、言葉が乗ると共通言語の物理版になります
  • PCに貼ってもらう=毎日目に入る。掲示物より長く効きます
  • 30枚で約3,000円(1枚70〜100円程度)。安いので多めに作る(新入社員・来客用・撮り直し分)
  • 発注は9月中旬。デザインは内製なので、入稿データの仕様(サイズ・形式・色数)だけ先に業者へ確認しておくと詰まりません

ポスター/成果物

07 — BUDGET

予算感

30名想定。撮影は内製・会場はめどあり・グッズはステッカーのみを反映した見積もりです。

✅ 費用の7割以上がケータリングになりました

撮影・会場・グッズがほぼ落ちたので、予算の意思決定は「1人あたりいくらの食事にするか」ほぼ1問だけです。

項目金額備考
会場0〜(めど)使えるところがある前提。飲食可否・撮影に使える壁・電源・搬入だけは要確認
ケータリング(立食2時間)15万〜20万円30名×5,000〜6,000円。全体の7割以上。相場は1人3,000〜10,000円。別途 配送料(23区内 目安2,000円)・ドリンク 1人600〜2,500円
撮影0円内製。機材(背景紙・ライト)を足すなら+1〜2万円
ステッカー 30〜50枚約3,000〜5,000円1枚70〜100円程度。多めに作って問題ない金額
宣言カード(A4用紙・マーカー)〜3,000円厚手の白紙+太マーカー。写真に写るので、コピー用紙でなく厚手を推奨
大判ポスター B1パネル×2約1万〜1.2万円1枚4,600〜6,000円。印刷のみなら1,650円〜
デザイン0円内製
合計約16万〜23万円(会場費が発生する場合は+5万〜8万)

※ 単価はすべて公開価格からの概算(2026-08-05確認)。実勢は業者・仕様・時期で上下します。発注前に相見積もり必須

08 — RISKS

懸念点と、その潰し方

#懸念潰し方
1宣言が全員「頑張ります」になる★最有力の失敗。①9月末に予告して考える時間を渡す ②カードの文を「(今期のワード)のために、私は◯◯します」の穴埋めにする(§06)。自由記述にしないこと。
28/15が流れる/延びるここが動くと10/9の中身が丸ごと空になります(配るものが無くなる)。8/15が難しくなったら8月中の別日に必ず置き直す。9月にずれ込むと準備が間に合わない。
3個人カット25人が撮り切れない受付(15:00-15:30)+交流会中の2枠で回す。紙のチェックリストで潰す。1人2分でも50分かかる前提で組む。
4取引先がいると内輪の話ができない時間で割る(18:00以降に合流)。招待状に最初から「後半のみ」と書く。数字・制度・ワードは前半で終わらせる。
5制度・査定の話が混ざって査定面談化する10/9に等級・評価の中身の説明はしない(別トラック)。当日は「10月から動きます」の告知のみ。
6写真の同意漏れ(後で使えない写真になる)受付で一括取得。用途(社内掲示・採用デック・SNS)を明示して個別にチェックしてもらう。
7会場で飲食・撮影ができるか未確認★これが一番静かに詰みます。8月中に現地確認(飲食可否・電源・搬入・プロジェクタ・撮影に使える壁)。
8ワーカー層が置き去り(既知の最大課題)リーダーの発表は前半30分だけに抑え、全員が1回ずつ宣言する形式で構造的に解く。発表を増やさない。
9動画の編集が10/30に間に合わない使い道を先に決める。やるなら「全員30秒×つないで1本」に割り切る。決まっていないなら写真だけにするのも正しい。
10宙に浮いたタスク2つ(ユニットすり合わせ系)§00の表のとおり、差し替え or クローズを8/7の設計FIXで決める。放置すると「やってない」ように見える。
09 — AFTER

浸透の仕組み ─ 1日で浸透はしない

「共通言語として、こういう言葉が飛び交っているようにしたい」の本体はここです。器はほぼ全部すでに在ります。

仕組みやること既にある器新規?
ポスター/ステッカーオフィス掲示+全員のPCに貼る作る
チャットのスタンプ合言葉をスタンプにする称賛=スタンプ運用(設計済み)作る
月次表彰の名前表彰名を合言葉にする(例:今月の「◯◯」賞)神ムーブ/ユニットアカデミー賞改称=ここで称賛制度の整合という積み残しも一緒に解ける
共通言語ページワードと合言葉を登録共通言語(用語辞書・公開済み)追記のみ
1on1プロデュースシートで合言葉を使うメンバー版/HR版追記のみ
評価Value体現度=昇格ゲートいいんじゃマインド8(提案済み)判断待ち
次の全社会冒頭3分「今月の◯◯」を1人紹介月次全社会運用
★宣言の振り返り半年後に、当日の宣言カードの写真を本人に返すこれが一番効きます(言いっぱなしにしない)
🔍 この形が実際に回っている会社(一次情報)
  • メルカリバリュー名をそのまま冠した表彰(Go Bold賞/All for One賞/Be a Pro賞)+Slack絵文字文化。行き過ぎた挑戦には「Too Bold」というユーモラスな絵文字まであり、経営陣も絵文字で「見ているよ」を発信している。
  • SmartHRカスタム絵文字1万種類以上。素早い行動を称える「光」のスタンプが日常語化。さらに全社キックオフでCPOが言った「ユーザーに会いに行こう」が、後日の部署キックオフで繰り返し引用される
  • ヌーラボ=行動規範名を冠したNuice Practice Award。全社総会の期間中に自薦・他薦を1人何度でも提出でき、通過者が総会でLT発表する。
  • ユーザベース=前年度の表彰者が中心となり、7つのルールにまつわるエピソードを綴った冊子「Year Book」を毎年制作=プロレポの"冊子"案は、この形にすると1年もちます
  • freee=全社オフサイトのプログラム内に「価値基準アワード」が組み込まれている。

共通点は3つだけ=①表彰の名前がバリューそのもの/②スタンプ・絵文字で日常に降ろす/③評価に接続する。いいんじゃは3つとも器が既にあります。

✅ 新しく作るのは「スタンプ」と「表彰名の改称」だけ

あとは既にある器に言葉を入れるだけです。逆に新語を立てると、用語辞書・プロデュースシート・採用デック・等級のマインド8を全部書き換えることになります

10 — SCHEDULE

逆算スケジュール

期日やること
8/7(金)プロレポ設計FIX+宙に浮いた2タスクの扱いを決める(§00)事務局
★8/15(土)事業目標+今期のワードを作る(=このイベントの本体)代表+事務局
8月中10/9のカレンダーを全員ブロック会場の現地確認(飲食・撮影・電源・搬入)事務局
9月上旬ケータリング仮押さえ/ステッカーの入稿仕様を業者確認事務局
9月中旬ステッカー発注/取引先への招待(後半のみと明記)事務局/各営業
9/18(金)当日の進行+宣言フォーマットを配る(旧「ユニットすり合わせ資料」を差し替え)/リーダーへ振り返り資料3枚を依頼事務局
9月末「当日、今期の宣言を一言書いてもらいます」と全員に予告(これが宣言の質を決める)事務局
10/9(金)期初イベント+宣言の撮影全員
10/16(金)ユニットすり合わせ完了今期は不要(全社1本のため)。写真セレクト・本人確認に充てる
10/30(金)プロレポ完成・全社展開(掲示+配布)制作+事務局
11月〜浸透(スタンプ・表彰名・全社会冒頭・3ヶ月後の3問再測)事務局
4月頃宣言カードの写真を本人に返す(言いっぱなしにしない)事務局

いま決まっていないこと

  1. 今期の事業目標とワード(8/15)
  2. 案A(15:00-20:00・明るいうちに集合写真)/案B(17:00-21:00・全部室内)のどちらか
  3. 撮り方=宣言カード/宣材のみ/両方(推奨=両方)。動画を撮るか
  4. アウトプットの形(大判1枚/冊子/両方)と、個人の宣言を掲示に載せるか
  5. 取引先を呼ぶか(後半のみ・何社・誰が声かけ)
  6. 予算の上限(実質はケータリングの1人単価)
  7. 宙に浮いた2タスクの差し替え/クローズ