称賛制度(Recognition)v0.2
作成: 2026-05-26
更新: 2026-06-04(ぽちFB反映)
位置付け: 評価制度(査定)と独立した「拾い上げ」の仕組み。等級制度 v2.2 /個人目標フォーマット v2.2 / Value v0.1 と連動。
なぜ評価制度と別建てなのか
| 評価制度(査定) | 称賛制度(recognition) | |
|---|---|---|
| 目的 | 等級・賞与・昇格を決める | 頑張りを讃える・カルチャーを強化する |
| 対象 | 事前に握ったミッション×グレード | 想定外の大当たり・チーム貢献・Value体現 |
| タイミング | 半期評価で確定 | 月次・半期・通期でリズムよく |
| 運の要素 | 乗せない(実力の見立てが軸) | 拾う(運も含めて讃える) |
| 金銭インパクト | 賞与・昇給に直結 | インセンティブ旅行・表彰・小規模副賞 |
| 心理的役割 | 公正な判定 | 「見てくれている」の感覚を作る |
→ 評価制度で全部の頑張りを拾おうとすると、運の要素が混ざって判定が荒れる。
→ 評価は事前見立てで・称賛は事後の拾い上げで——役割分担で両方が機能する。
称賛制度の設計指針
3つの原則(v0.2 改訂)
- 評価とは独立:称賛で表彰されても等級は上がらない。称賛が無くても評価で正当に昇格できる
- 多軸で讃える:個人の成果だけでなく、ユニット(チーム)貢献・縁の下の力持ち・Value体現も拾う
- リズムを3層に:月次の「神ムーブ」ピックアップ+半期表彰+通期表彰
v0.2 変更点(ぽちFB): レイヤー1(日常称賛の制度化)は廃止。Slack #praise や朝会での称え合いは日常コミュニケーションとして継続するが、制度として規定・管理しない。制度として設計するのは「月次神ムーブ→半期→通期」の3層のみ。
称賛制度の全体構造
【月次】神ムーブ ピックアップ
↓ 軽くてリズミカル。表彰でなく「称えるムーブ」の共有
【半期】上半期表彰 / 下半期表彰
↓ ユニット表彰 + 個人表彰(数賞)
【通期(年次)】通期表彰
↓ ユニット表彰 + 個人表彰(集大成)+ インセンティブ旅行
各表彰はすべて ユニット表彰(チーム単位)と 個人表彰 の2系統で構成する。
月次|神ムーブ ピックアップ
コンセプト
毎月1回、「あのムーブ、よかった」を全社で称え合う機会。正式な「表彰」ではなく、「こういう動き方が Einja っぽい」をピックアップして言語化する場として機能させる。
対象と選定
- ユニット神ムーブ: チーム・プロジェクト単位で出た動き
- 個人神ムーブ: 個人の行動・判断・貢献
- 選定:経営または人事が月次で1〜3件をピック(Slack DM・朝会での気づき・ピアからの情報ベース)
- 件数は固定しない——ムーブがあれば拾う、なければ無理に出さない
発表方法
- 朝会(月初か月末どちらかで固定)で口頭共有
- 任意で社内Slackに投稿(テキストのみ・副賞なし)
副賞
なし(賞品・金券等は出さない)。
→ 「コスト」でなく「文化の言語化」として位置付けることで、毎月継続できる設計にする。
半期表彰|上半期・下半期
1. ユニット表彰(半期)
| 賞 | 対象 | 選定軸 |
|---|---|---|
| 半期ユニット賞 | 半期に大型成果・組織貢献をしたチーム/プロジェクト | 売上・納品・新規事業・組織改善など |
- 選定:経営合議(30分)
- 副賞:チームディナー予算(人数 × 8,000円)
- 受賞ユニット数:原則1〜2ユニット(乱発しない)
2. 個人表彰(半期)
| 賞 | 対象 | 選定軸 |
|---|---|---|
| 半期 MVP | 半期で全社インパクトが最も大きかった1名 | 成果のインパクト(評価制度とは別軸) |
| 縁の下の力持ち賞 | 数字に出ないが組織の循環を作った1名 | サポート・引き受け・メンタリングなど |
| 想定外大成功賞 | 事前見立てを大幅に超えた「運の上振れ」 | 予想外の大当たり。不定期・半期に1回が上限目安 |
| Value MVP | 5つのValueを最も体現した1名 | ⚠ Valueは合宿で確定後に基準を設計。それまで運用保留 |
半期 MVP
- 副賞:賞金5万円 + 全社員からのメッセージ
- ⚠ 成果インパクトが軸。Value MVP とは別の基準で選ぶ
縁の下の力持ち賞
- 対象例:面接同席を引き受けた人、経費精算まわりを整備した人、後輩へのメンタリングを続けた人
- 選定:経営+人事の指名
- 副賞:図書券5,000円相当 + 朝会での紹介
想定外大成功賞(天野FB②の答え)
- 評価制度では「事前見立て×達成度」で正当に査定し、運や偶然の上振れはここで拾う
- 副賞:賞金5〜10万円 + 経営からの記念品
- 例:新商品売上が予想10倍 / 予期せぬ大型アライアンス成立 / バズで会社認知が跳ねた
Value MVP
⚠ 運用保留: Value(5項目)は2026年合宿で確定予定。合宿後に選定基準・副賞を設計し、次の半期から運用開始。それまでは「Value体現エピソード」を神ムーブで拾うにとどめる。
通期表彰|年次
半期表彰の集大成として年に1回実施。半期表彰とは別に設け、通年での最大インパクトを讃える。
1. ユニット表彰(通期)
| 賞 | 対象 | 選定軸 |
|---|---|---|
| 通期ユニット大賞 | 年間で事業・組織に最もインパクトを出したチーム | 売上・新規事業・組織進化・文化づくり 等 |
- 副賞:チームディナー(人数 × 1.5万円)または表彰品
- 半期ユニット賞と同一チームの連続受賞も可(ただし選定理由を明示)
2. 個人表彰(通期)
| 賞 | 対象 | 選定軸 |
|---|---|---|
| 通期 MVP | 年間で全社インパクトが最も大きかった1名 | 半期 MVP の上位概念 |
| 想定外大成功賞(通期) | 年間最大の「予想外大当たり」 | 上半期・下半期のどちらかで既に受賞していても選出可 |
| Value MVP(通期) | ⚠ 合宿後に設計・運用開始 | — |
通期 MVP
- 副賞:賞金10万円 + 全社員からのメッセージブック
- 対象:上半期・下半期 MVP とは独立した選定(同一人物の受賞も可)
3. インセンティブ旅行(通期)
年1回、業績連動の全社インセンティブ旅行。
- 対象:在籍1年以上の全社員(原則全員参加)
- 予算:業績達成度でスケール(国内→海外→豪華海外)
- 位置付け:個人の称賛ではなく「みんなで業績を祝う」集合的 recognition
称賛制度のオペレーション
月次(神ムーブ)
- 毎月末:経営または人事がムーブ候補を1〜3件ピック
- 月初朝会:口頭発表(任意でSlack投稿)
- 所要時間:準備15分+発表5分
半期
- 半期末週:経営合議(60分)で各賞の受賞者・ユニットを選定
- 参考情報:個人目標フォーマット K欄7番(ピア称賛)・神ムーブ過去ログ
- 翌週:全社発表+副賞配布
- 発表方法:朝会 + 任意でSlack
通期(年次)
- 年末:通期表彰の選定(経営合議90分)
- 1月:全社発表+インセンティブ旅行の計画・発表
- 旅行予算決定:10月末の業績見込みを基に上限設定
称賛制度と他制度の関係
評価制度(v2.2)との関係
- 称賛の受賞は等級・賞与に直接連動しない
- ただし、ピア称賛(K欄7番)が多い人は ③組織貢献(15%)の参考情報になる(連動するのはここだけ)
Value(v0.1)との関係
- Value MVP は Value確定(合宿後)まで運用保留
- それまでは神ムーブで Value 体現エピソードを拾いカルチャーを育てる
抜擢制度(等級制度 v2.2 §5)との関係
- 抜擢で外れた人のリカバリー行動を「想定外大成功賞」や「縁の下の力持ち賞」で讃えることが心理的安全性を作る
年間予算試算(新構造・社員20名想定)
| 項目 | 頻度 | 予算 |
|---|---|---|
| 月次 神ムーブ | 月12回 | 0円(副賞なし) |
| 半期ユニット賞(ディナー) | 年2回 × 1〜2ユニット | 人数10名×8,000円×2回 ≒ 16万円 |
| 半期 MVP | 年2回 | 5万円 × 2回 = 10万円 |
| 縁の下の力持ち賞 | 年2回 | 5,000円 × 2回 = 1万円 |
| 想定外大成功賞(半期) | 年0〜2回 | 5〜10万円 × 2回 ≒ 15万円(上限想定) |
| Value MVP(半期) | 合宿後に設計・運用開始 | TBD |
| 通期ユニット大賞 | 年1回 | 人数10名×1.5万円 = 15万円 |
| 通期 MVP | 年1回 | 10万円 |
| 想定外大成功賞(通期) | 年1回 | 5〜10万円 |
| インセンティブ旅行 | 年1回 | 1人10〜20万円 × 20名 = 200〜400万円(業績連動) |
| 年間合計 | 約270〜470万円 |
→ インセンティブ旅行を除けば年70万円前後。v0.1 に比べ日常称賛コスト・四半期コストを削減し、半期・通期の表彰にリソースを集中。
UPDATEv0.1 → v0.2 の主要変更点サマリー
| 変更点 | v0.1 | v0.2 |
|---|---|---|
| 日常称賛の制度化 | レイヤー1として朝会AI共有・#praise・ピア称賛を制度規定 | 廃止(日常コミュニケーションとして継続、制度管理しない) |
| 周期設計 | 月次・四半期・半期/年次の3レイヤー | 神ムーブ(月次)・半期・通期 の3層に再設計 |
| 四半期表彰 | 独立した四半期表彰あり | 廃止(半期に統合) |
| 表彰の2系統化 | 個人軸が中心 | ユニット表彰 + 個人表彰 の2系統を全層で明示 |
| Value MVP | 四半期×5Value で運用 | 合宿確定後に運用開始・保留明記 |
次のアクション(v0.2 後)
- 神ムーブ運用を7月から先行スタート(副賞なし・準備コストゼロ)
- 合宿(Value確定)後に Value MVP 選定基準を設計
- 半期表彰の選定フロー詳細化(候補情報の収集方法・合議フォーマット)
- 上半期末(9月末)に向けて初回半期表彰の準備開始
連携|他ドキュメント
| ドキュメント | 連携内容 |
|---|---|
| 等級制度 v2.2 | §10 「称賛制度との関係」で評価とは別レイヤーであることを明記 |
| 個人目標フォーマット v2.2 | K欄7番(ピア称賛)が半期・通期表彰の参考情報源 |
| Value v0.1 | Value MVP は合宿後に運用開始 |
| 天野フィードバックメモ 20260522 | ①讃える別レイヤー/②想定外大成功 を制度化 |
| Einja公式MVV_SSoT.md | MISSION / VISION / TOP MESSAGE の確認元 |