EinjaPadawan — Draft for Review

パダワン制度|運用イメージ(たたき)と相談事項

作成: 2026-08-18 / 読み手: 経営・ユニットリーダー / einja-org.pages.dev/padawan(noindex・社内共有)
🔒 ペアの実表・個人の見立ては本ページに載せていません(それらはローカル管理)。ここにあるのは制度の枠組みと運用イメージだけです。

これは決定事項ではなく、たたきです。
2026-08-15「ワクワク来期目標決め」で提案された構想を、運用できる形まで落としました。
決めてほしいことを11件、末尾にまとめています。そこだけ見ていただいても大丈夫です。

結論から


1. この制度は何を解くのか

うちには相談先が足りていません。

階層が少ないので、困ったときに相談できる相手が実質「直属の上長」しかいない。 でも上長は評価する人でもあるので、評価される相手には相談しづらいことがある

この制度の成功指標は「実施率」ではありません。
「困ったときに、上長以外に相談した回数」が増えたかで測ります。

戦闘力シートと対になる施策です

もともとは同じ課題から分岐した2本の枝です。片方だけでは課題を解きません。

        いいんじゃ人材の人材育成がうまくできていない
        ├─ 自分の伸びしろに客観的なFB・アドバイスを得て気づける状態と体制にない
        └─ 相互のソフト・ハードスキルを互いにFBし合う習慣や仕組みがない
                    ↓                              ↓
        メンバーのスキル(伸び代)の可視化      伸び代へのFBやアドバイス
                    ↓                              ↓
             ★ 戦闘力シート                  ★ パダワン制度

戦闘力シートで伸び代が見えるようになっても、そこに誰も声をかけないなら何も起きません。 その「声をかける役」を、制度として置くのがパダワン制度です。


2. 3つの層

人数役割
マスター3名ナイトを持つ
ナイト8名自分にもマスターがいて、同時に自分のパダワンもいる(二役)
パダワン13名教わる側
⚠️ ナイト層に負荷が集中します。 二役なので、週30分×2本=月4時間がこの8名だけに乗ります。
最初の四半期は「教わる側」を優先と明言し、自分のパダワンとの回は隔週でも可とします。 無理に両方を毎週やらせると、先に潰れるのはこの層です。

ペアの組み方

大原則は「斜めに組む」。直属の上長はマスターにしません。 評価する人に相談できないから相談先が無いのであって、評価者をもう一度あてがっても解けないからです。

組む基準は、Figmaのボードに書かれているものをそのまま使います。

ペアにすることでハード/ソフトスキルにおける学び・成長につながりそうか

これを操作できる形に分解すると、次の3つです。

#基準何を見るか状態
1斜め(必須)直属の上長でない・同ユニット内で完結しない✅ 使える
2戦闘力の補完パダワンの弱い列を、マスターが持っている⚠️ ソフト軸が未完成。間に合わなければ「あれば使う」に降格
3UAの重なり憧れの方向が一致している8/28キャリアワークで材料が出る

※ 基準2が間に合わなくてもペアは組めます(現に1と3だけで13ペアが引けています)。


3. 運用イメージ(1枚)

サイクルやること誰がかかる時間
毎週30分話す。形式は自由(オンライン・オフィス・散歩)ペア30分
毎月1回は場所を変える(ランチ推奨・費用は会社が出す)ペア
毎月末3行だけ書く(①今月の話題 ②本人の変化 ③HR/上長に渡したいこと)マスター30秒
四半期お互いへ何をコミットするかを決め直す(マスター側も書く)ペア25分
四半期ペアの組み替え判断HR

マスターに渡す型

やること

  1. 聞く時間を7割にする(教える時間ではない)
  2. 月1回は場所を変える
  3. 月末に3行だけ書く

やらないこと

  1. 評価をしない(「それはB評価だね」は禁句)
  2. 業務の指示をしない(指示は上長の仕事)
  3. 逐語ログ・録画をHRに上げない
  4. 評価の是非を扱わない(→ 上長に戻す)

初回の30分

0–5 意図書を2人で読む(なぜこの2人が組まれたか)
5–15 マスター側が、自分の失敗談を1つ話す ← 最初に弱みを見せるのはマスターから
15–25 パダワン側が、いま一番モヤモヤしていることを1つ話す(解決しなくてよい)
25–30 次回の日程を、その場でカレンダーに入れる

5–15分を「マスターの失敗談」から始めるのには理由があります。 ここで上下が固定されると、相互のFBにならず「指導される場」になってしまうからです。

月末に書く3行

① 今月の話題を一言
② 本人の変化(あれば。無ければ「特になし」でOK)
③ HR / 上長に渡したいこと(無ければ空欄)

書かないこと=話した内容の詳細・本人の弱み・評価に関わること。 ここに書いたことは査定には使いません。

提出が無いときは、催促しません。 代わりに「次のランチどうですか」と会いに行きます。
催促は、この制度を「義務」に変えてしまいます。

4. 立ち上げの逆算(9月始動)

まず「ワークし始めている」の定義を決めます

これを決めないと、9月末に「やった気はするが、始まったのか分からない」で終わります。

9月末のDone = 全ペアが
① 初回面談を終えている / ② 2回目の日程がカレンダーに入っている / ③ マスターが月末3行を1回出している

②が肝です。①だけだと「1回やって、そのまま消えた」が検知できません。

9月は思ったより日がありません

期間稼働日すでに入っている拘束
9/1(火)–9/10(木)8日9/4まで上長が本評価を入れる期間/9/10がHRの2回目1on1の実質締切
9/11(金)–9/25(金)9日上長→メンバーへ評価共有/9/18 等級設計の全社展開
9/26–9/303日
9月合計20日⚠️ 9/21(月)敬老の日・9/23(水)秋分の日9/21週は稼働3日(22火・24木・25金)

9/21週には何も置きません。ここに山を作ると必ず崩れます。

逆算表

やること備考
8/18(火)相談事項11件を決める/Asanaに起票起票しないと9月に同じ議論が再発します
8/19–8/26意図書を書く(残り8〜9ペア分・90分)②マスター向けガイドを仕上げるペア自体はドラフト済み=「組む」ではなく「埋める」
8/28(金)キャリアワーク=UAの種が出る基準3のデータ
9/1–9/4ペアの最終確定キックオフ会の招待を送る上長は本評価で忙しいので、上長の手を借りない作業だけ置く
★ 9/8(火) or 9/9(水)★ パダワン・キックオフ会 60分(全ペア)ここが唯一の窓(→ 下記)
9/10–9/18各ペアが2回目・3回目(週1で自走)評価共有期と重なる(→ 相談 5)
9/21–9/25何も置かない祝日2つで稼働3日
9/30(水)★ 月末3行の初回回収「9月中にワークし始めた」の証拠
10/9(金)期初イベントで「第1回 四半期コミット決め」(25分)新しい場を作らず、期初イベントの中でやる
10月〜12月本番稼働週1×30分/月1ランチ/月末3行
12月末第1四半期の締め=振り返り+次期コミット決め/組み替え判断

いちばん急ぐこと

キックオフ会の日程を今すぐ押さえてください。 9/1–4は上長が本評価、9/10はHRの1on1締切、9/11以降は評価共有期。実質 9/8(火) か 9/9(水) しかありません。 全員分の60分は、9月に入ってから取ろうとしても埋まります。


5. キックオフ会 60分(設計の要)

当初は「各ペアが個別に初回をやる」設計でしたが、全ペアが集まる60分の会に変えました。 これでこの手の制度が失敗する原因4つのうち3つを、1回で同時に潰せるからです。

時間何をする潰すもの
0–10分なぜやるのかを説明/「評価には使いません」を明言(1回目)ゴールが説明会で終わる
10–15分意図書を配り、ペアごとに「なぜこの2人か」を読み上げる(1ペア20秒)関係構築ができていない状態で始めてしまう
15–45分★ ペアに分かれて、その場で初回面談30分(HRは会場を回り、止まっているペアに入る)初回が日程調整だけで流れる
45–55分次回の日程をその場でカレンダーに入れる(入れたペアから見せてもらう)定期的に実行されない
55–60分月末3行の書き方(30秒で書ける形を見せる)/査定非連動を再度(2回目)

個別にやると同席が13回必要ですが、これなら1回で13ペア分をカバーできます。

※ オンライン併用は可。ただし「リモートのみですぐ会わない」が失敗パターンなので、キックオフだけは対面を強く推奨します。 来られない人が出たら、その週のうちにHR同席で個別30分(後回しにしない)。


6. この制度が失敗するパターンと、その打ち手

Figmaのボードに、失敗パターンが4つ挙がっていました。この4つを潰せているかが、制度の合否判定だと考えています。

失敗パターン打ち手
定期的に実行されない初回の場でその場で次回を入れる/日程が空のペアをHRが隔週で見て、その週に声をかける
関係構築ができていない状態ではじめちゃうHRが初回に同席し、意図書を読み上げる。2人に丸投げしない
リモートのみですぐ会わない月1はランチ・場所を変える(費用は会社が出す)
ゴールがオンボーディングまでになってしまった四半期ごとにコミットを決め直す=ゴールが毎四半期更新される構造にする

もう1つのリスク:1on1が3本になる

説明しないと「1on1が3つある会社」になります。下の表をそのままメンバーに配ります。

誰と頻度一言でいうと評価
HR 1on1HR四半期どこへ行くかを決める場❌ 使わない
上長 1on1直属上長週次〜隔週今週どう進めるかの場✅ 評価に接続
パダワン斜めの相手週1迷ったときに相談する相手❌ 使わない

7. 新しく作るものは、ほとんどありません

要るものどうするか新規?
吸い上げの仕組み既存の「1on1レポーティングの仕組み」のスコープをHR1on1+パダワンの2系統に広げるだけ❌ 既存
エスカレの基準2回目1on1設計で定義済みのものをそのまま使う(基準が2種類あると現場が迷う)❌ 既存
見立て・方針の置き場HR用スプレッドシートの既存タブ❌ 既存
マスター向けの心得いいんじゃマインドを説明会に流用❌ 既存
ランチ費用の仕組みリファ飯の費用補助と同じ座組み⚠️ 予算の付け替え可否を確認したい(→ 相談 7)
ペア表・意図書・月末3行の置き場HR用スプレッドシートにタブを1枚足す🆕 1枚だけ
マスター向けガイドA4 1枚(読了5分)🆕 作成済み

8. 🔴 相談事項(決めてほしいこと 11件)

◎=今日決めたい/○=今週中/△=9月上旬まで

1キックオフ会の日を今すぐ押さえてよいか。9/8(火) と 9/9(水) のどちらか。
9月に入ってから全員分の60分を取ろうとしても埋まります。ここだけは今日決めたいです。
2ドラフトのペアをこのまま確定してよいか(本人の希望を取り直すか)。
取り直すと納得感は上がりますが、人気が偏るのと、9月に間に合わなくなります。
3まだペアが引かれていない人が4名います。線を引くか、既存の関係をパダワン関係として認定するか。
「結局全員が全員と組まれる」を満たすには、ここを埋める必要があります。
4マスター1人あたりの持ち数に上限を設けるか(推奨=2名まで)。
現状は3名持ちの人と1名持ちの人が混在しています。上限が無いと、特定の人に集中します。 これは「特定個人に業務が集中する」という、いま起きている問題を制度側で再生産することになります。
59/11–25(評価共有期)にパダワンを重ねてよいか。
推奨は「重ねる」。評価を受け取った直後こそ、上長以外に相談したいはずだからです。 ただし条件として、マスター向けガイドに「評価の是非は扱わない。評価そのものの話は上長に戻す」を入れています。 これが無いと、評価の不満の受け皿になり、制度が「愚痴を言う場」として記憶されます。
6「9月中にワークし始めた」の定義を、上記の3条件でよいか。
①初回面談済み ②2回目の日程がカレンダーに入っている ③月末3行を1回出している。
7月1ランチの費用を、リファ飯の費用補助と同じ枠組みで出してよいか。
採用予算を社内育成に付け替えることになるので、確認が必要です。 「リモートのみですぐ会わない」が失敗パターンの1つなので、場所を変える仕掛けは残したいです。
8意図書を、パダワン側本人にも見せてよいか。
推奨は「本人版とHR版の2枚に分ける」。本人版=なぜ組んだか/HR版=見立て・注意点。 プロデュースシートで既に使っている分け方をそのまま流用します。
9「ここで話したことは査定に使わない」を明文化してよいか。
これは議論の余地なく「使わない」を推奨します。使った瞬間にパダワンが"評価の目"になり、本音が出なくなります。
1010/9の期初イベントに「第1回 四半期コミット決め」25分を組み込んでよいか。
新しい会議体を作らずに済み、「期初=コミットを決める日」という型が初回から定着します。
11業務委託・インターンにも適用するか。
オンボーディングの試用期間判定でも同じ論点が未解決のままです。

9. 呼び方について(おまけ)

「マスター/ナイト/パダワン」はスターウォーズの階層(Master → Knight → Padawan)から来ています。 ナイト=一人前の騎士で、自分の弟子を持てる立場という意味が、二役を負うこの層にちょうど合っています。

この3語をそのまま社内で使うかどうかも、決めていただければと思います。 「ナイト」を説明なしで分かってもらえるかだけが気がかりです。


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