いいんじゃ / メガ進化プロジェクト
メンバー版 v0.3 ─ 自分で書いて、自分で話すためのシート

私はなぜどうやってなにをやるのか

これは評価シートではありません。ここに書いたことが査定に使われることはありません
自分が何者で、どこへ向かい、そのために今期なにをやるのか。それを自分の言葉で言えるようになるための紙です。

WHYなぜ・どこへ向かうのか
HOWどうやって(自分の勝ち方)
WHAT今期なにをやるのか
この順番で書くと、そのまま人に説明できます。WHY から始めるのが肝です。
WHY

なぜ・どこへ向かうのか

ここが腹落ちしていないと、以下は全部「やらされ」になります。時間をかけてよい欄です。

1. 私は何をする人か

肩書きや職種名ではなく、「自分は何の存在なのか/何をする人なのか」を自分で定義する。
私は、______する人です
例:散らかった議論を1枚にして、前に進める人
書けないときは「あなたって何の人?」と聞かれたら何と答えるか。職種名で答えたくなったら、それを動詞に直す(マーケター → 「売れる理由を見つける人」)。

2. どこへ行きたいか

目標は「量」ではなく「頼まれごとの質がどう変わるか」で書く。
半年後(105%)── 一段難しいことを頼まれるようになっている
例:「あの件も見てくれない?」と言われるようになっている
1年後(120%)── 頼まれる役割そのものが変わっている
例:「その相談は、まずこの人へ」になっている

3. なぜそこを目指すのか

ここが WHY の核心。理由が自分の言葉で出てくるかどうかが全て。
例:自分は「わからないことを分かる形にする」瞬間がいちばん楽しい。それを社外にも通用する武器にしたい
やりたいことが出てこないときはそれが普通です。空欄のまま次へ進んでよい。 代わりに「これまでで一番"やっててよかった"と思った瞬間」を書いてください。そこから一緒に探します。

4. 今はやりたくないこと・降りたいこと

これは書いていい欄です。言えることが信頼の証。
HOW

どうやって ── 自分の勝ち方

同じ目標でも、勝ち方は人によって違います。自分の勝ち方を知っている人が伸びます

5. 私のユニークアビリティ

自分が勝つときに必ず起きている要素を3つに分解する。単体では平凡でも、掛け算になると自分だけのものになる
私は ◯◯ × ◯◯ × ◯◯ で勝ちます
書き方のコツ職種名は書かない。動詞で書く
例:「構造化 × 粘り × 巻き込み」/「初対面の懐に入る × 場をつくる × 繋ぎ続ける」
複数の顔がある人へ(3足のわらじ)
役割が複数ある人は、わらじごとに3ワードを出してみると自分の輪郭が見えます。
例:〈案件を回す自分〉=設計×調整×締切 /〈発信する自分〉=翻訳×具体例×継続 /〈育てる自分〉=言語化×待つ×任せる
→ 3つ並べたときに共通して出てくる語があれば、それが本当の武器です。

6. いまの手持ち ── スキル

戦闘力シートの内容と揃えて書く。ここでは「いま何ができるか」だけを書けばOK(点数はつけません)。
ハードスキル(技術・専門)
できること/得意な工程
ソフトスキル(対人・推進)
人を動かす・場を回すときの自分のやり方
戦闘力シートとの関係:細かい採点は戦闘力シートの側でやります。 ここでは「自分はここで戦っている」という認識を書くだけで十分です。

7. いまの手持ち ── 人脈

「多い・少ない」ではなく、どういう界隈・コミュニティと繋がっているかを書く。
社内:どのチーム・どんな関わりがあるか
例:開発チームとは日常的に。営業側はほぼ接点なし
社外:どんな界隈・コミュニティにいるか
例:前職のデザイナー界隈/◯◯の勉強会に月1参加
なぜこう書くのか「人脈が厚い/薄い」では次の一手が出ません。 どこに繋がっていて、どこに繋がっていないかが分かると、次にどこへ行けばいいかが決まります。

8. いまの手持ち ── 知識と、社内に与えられる影響力

知識は「調べれば分かること」と「人に会わないと分からないこと」を分ける。影響力はスキル面と経験面で分けて書く。
知識:調べれば分かること(形式知)
知識:人に会わないと分からないこと(暗黙知)
現場でしか得られない勘所・裏側の事情
社内に与えられる影響力:スキル面
例:「◯◯のやり方はこの人に聞けば分かる」と思われている
社内に与えられる影響力:経験面
例:あの案件をやり切った人として、判断を任されることがある
WHAT

今期なにをやるのか

WHY と HOW が決まっていれば、ここは自然に決まります。1つに絞ってください

9. 今期のチャレンジ

やったことがないことを1つ。「少し怖い」ならちょうどいい。怖くないならチャレンジになっていません。
だから今期は、_____に挑戦します
「少し怖い」がなぜ大事かやったことがあることを繰り返しても伸びません。 失敗の可能性があるからこそ、本気で考えます。失敗しても評価は下がりません(それは先に約束します)。

10. やりきるポイント

何をもって「やりきった」とするか。全部を完璧にやる必要はありません。ここだけは絶対に落とさない、という一点を決めます。
例:当日うまく話せなくてもいい。資料を最後まで自分で作りきることをやりきるポイントにする

11. 今期やらないこと

全部を伸ばそうとすると何も伸びません。今期は伸ばさないと決めるものを書きます。
これは諦めではなく配分です。苦手を平均点にする時間を、武器に使うための判断です。

12. 会社はどうサポートするか

遠慮しなくて大丈夫です。会社に何をしてほしいかを書いてください。
例:参加費/登壇枠の紹介/初回は同席してほしい/その分の時間を確保してほしい

13. どうやって進めるか

★ここはやり方を指示されません「何を・どの順番で・どうやるか」を自分で考えて説明します
次回の1on1の冒頭5分で、これを話すところから始めます。
会社から

期待していること

ここは上長・HRが書いて、あなたに渡す欄です。目標・役割・評価の3つをはっきりさせます。

14. 目標 ── チームの目標と、あなたの目標のつながり

あなたの挑戦が、チームのどの目標に効くのかを書きます。

15. 役割 ── あなたに担ってほしいこと

16. 評価 ── 何をもって「良かった」と言うか

終わったときに何が起きていたら成功と呼ぶのかを、先に言葉にしておきます。
※ これは等級・給与の査定とは別のものです。「会社として何を良しとするか」の表明です。

17. 次回いつ話すか

書き終わったら、上から順に声に出して読んでみてください。
「私は◯◯する人です。半年後には〜と言われるようになりたい。なぜなら〜だから。 私は◯◯×◯◯×◯◯で勝つので、今期は〜に挑戦します。〜をやりきれたら成功です。 その代わり今期は〜はやりません。会社には〜をお願いしたいです」
── これが言えたら、このシートは完成です。
このシートに書かないもの:等級・年収・点数・査定に関すること。
ここで話したことが評価を下げることはありません。安心して、正直に書いてください。